隠し味、少々。

ようこそ。 このブログは 受け継がれる野菜を昔からの育て方に習い、家庭菜園を始めた元エステティシャンブログです。畑の日常や、それらを材料にした家庭料理を公開しています。           bizen.jpg          ☆インスタグラム☆⇒⇒⇒@michi.elegancestyle ☆HP☆⇒⇒⇒bizenjapan.com[既存客様専用通販サイト]

2019年10月31日

エステティシャンからご報告。






当店ビゼンを応援して下さっている皆様へ、
そして、当ブログに辿り着いた方へ。

今回のブログは、
エステティシャンオーナーとして
ビゼンサロンを営業しておりました
私エステティシャンの今後について
ご報告させて頂きます。

長い文章にはなりますが
気持ちを込めて更新しましたので
ご一読頂けたらとても嬉しいです。

(この記事は10〜15分くらいでご一読頂けます。)




私がエステティシャンになったきっかけ、そしてその後。

私は20代前半に
名古屋市今池の
某エステサロンの会社に
就職をしまして
配属されたのが
エステティシャンではなく
営業でした。

別棟で働く
エステティシャンとすれ違うたび
しだいに興味を持ちはじめたのが
技術者になろうとした
きっかけとなりました。

それから会社に
エステティシャン転身の意思を伝えましたが
なぜか叶わず。

結局、その会社を辞め
次に転職した大手エステサロン社から
本格的にエステティシャンが
スタートしました。

働きながらエステティシャンの基礎を習得する。

私にとって願ったり叶ったりの
環境でした。

学生に戻ったように
エステテクニックの理論を頭に叩き込む。

加えて美顔、痩身、脱毛、販売の基礎を
徹底的に学ぶ。

マニュアルを覚えた後は
お客様の担当。

ただ、トリートメントができるようになっただけでは
仕事にはなりません。

トリートメントで手を動かし
口は営業をする。

これが私には
もっとも難関でした。

だって、感情は隅に置かなければいけないので。

そんな難しいと思っていた仕事も
不思議なもので
慣れてしまえば楽しさに変わる。

私は、エステティシャンの中でも
特に興味あったフェイシャルのスキルを深めたい
と抱くようになり
その後職種は変えず勤務先を変えて
尚も働き続けました。

次にやってきたスランプは
トリートメント以上に
求められた営業ノルマでした。

当時の大手エステサロンの売り方は
すさまじかった。

20代の小娘が
100万円をさらりと売っていくのですから。

お金の重みは
当時の私にはなかった。

それは狂いますは。

仲良かった同僚は
同僚ではなくなっていきますし
殺伐とした現場に化していくのです。

それでも無我夢中で乗り切り
数字さえ達成してしまえば、
面白しろいもので
自信、やりがい、誇り、責任感が
芽生えていくのです。




スランプを乗り越えた先に見えてきたもの。

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5.jpg

スランプ続きの技術者を
黙々とこなし、
やがてエステサロンを任されるようになっていき
いつの間にか
独立心が芽生えました。

こうしてエステティシャン歴4年の
現場経験を経て、独立。

スタートは地元
愛知県西尾市。

お金がなかったので
まずは出張エステから始めました。

それから半年後に
東京へ向かいました。

なぜ東京か。

以前、ある席で出会った社長さんから
「せっかく若いんだから日本の中心地で勝負してみよ。」
の一言が背中を押したためです。

今思うと
心のどこかに
都内への憧れ心が潜んでいたのでしょうか。

自分でもよくわかりませんが
ターゲットを田園調布に絞り
出張エステから始めました。

ところが生活できるまで
稼げませんでした。

その後、人との繋がりで
非店舗型から初の店舗(建築会社内のシェア)の営業を
始めました。

上段画像は
そのテナントの正面玄関。

半年お世話になりました。

場所は、近隣住民でなければ
山手線目黒駅から
さらにバスで乗り継がなければならない
目黒区碑文谷の閑静な一等地。

美しく穏やかなエリアですが
大都会や近郊に住む方にしたら
なんたるアクセスの悪さ。

なんて
売り上げが伸びない理由を
アクセスの悪さに置き換え
言い訳にしていました。

そんな私を見るに見かねて
大元の不動産会社社長が
こう言いました。

「言い訳ばかりを並べ結果を出せないまま諦めるのか、
それとも、発想の転換に変え実を結ぶまであきらめず続けるのか。」

今でこそ身に染みていますが
商売の神髄を示しています。

温かいシビアな方だった。
でも、経営者の姿勢で
向き合って下さった。

下の画像は、
麻布十番で営業中の
エステティシャン6年目の私。



数値化できないサービス。

「これだけ洗練されたハードが整う大都会だからこそ、お客様の心に残るソフト面を大切にぜひ成功して下さい。」

確かこんなニュワンスだったかと記憶しています。

当時、究極のリゾートと賞賛されるアマンリゾーツに感銘を受けた
カシータレストラン経営で
成功されている高橋滋さんを上京間もない頃に
訪ねました。

高橋さんは
サービスの究極は
ホスピタリティだと言います。

ホスピタリティ界隈の成功者から
直接話を聞きたくて
向かったはいいけれど
いざご本人を目の前にしますと
同じ人間とは思えなかった。

頭のてっぺんから足の先まで
洗練されているのですもの。

ご本人が放つ雰囲気が
すべてを物語っているようで
くる場所を間違えたと思った。

こんな洗練された方を捕まえて
失礼極まりない私のために
時間を取らせていいのだろうか。

もう遅かった。

ところが
私の緊張感を和らげるように
一言一言
丁寧に言葉を紡ぐように
話を聞かせてくれました。

高橋さんが
私に伝えたようとしたのは
サービスはマニュアルではなく
パフォーマンスでもない
一人一人が心で感じたもてなしが
形になるもの。

一人一人が空間の一部となって
ホスピタリティが築づかれていく
それが真のサービスだと。

自分にとって
大切にしたいサービスとは何なのか。

提供側自身が、配慮とは何か、心地よさとは何なのかを
自分の足で確かめに行って、
五感で感じ取っていく。

自分で感じて
自分で考えて
自分に問いて。

それをサービスに活かしていく。

本来は誰かに教わるものではなく
自分で培っていくことだと。

私はプロフェッショナルよ!
と自分が近寄りがたいギスギスとした
雰囲気はハード面(見た目)ばかりを
華やかにしてしまう。

そして、そんな自分に居心地がいいと感じる
スタッフ、協力者、お客様を
巻き込んでいく。

そこに気づけたのは
実はずいぶん後になってから。

高橋さんの一言一言は
キャリアを積むたびに咀嚼でき
深みを増していくのでした。

サービスは数値化できない。



予約一件の重み。

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会社は採算が取れなければ存続できない。

技術者は、予約がなければ存続できない。

お店の繁栄には
予約はなくてはならないが
それを第一の目的にしてしまうと
値下げをしてみたり。

どこへ行っても、
誰といても、
人との出会いや時間のすべてが
予約に繋がるのだと錯覚し
したたかさを肥大させていく。

約束のないオフな日は
手の平からチャンスをこぼれ落としている感覚に陥り
仕事思考から
自分を切り離せない。

休めない。

予約を目的とした
ありとあらゆる対策をし尽した先に
待っていたのは
意外なものでした。

おのずと結果がついてくることもあれば、
ついてこないこともある。

私は、努力は報われると本当に信じていた。

イメージし続ければ
お店は繁栄し続けると疑わなかった。

売り上げが上向かないのは
イメージが足りないと思いこんでいた。

思い通りにいかないだなんて
まさに真逆な在り方でした。

その現実を受け入れられるようになったとき
予約1件の重みと直面したものです。

画像は、京橋でスキンケア講師をさせてもらったセミナー中です。




不安を味方につけられたら。

6.jpg

「自分が全く予測しない球が来た時にどう対応するか。それが大事です。
試合では打ちたい球は来ない。好きな球を待っていたのでは終わってしまいます。」

今月、引退セレモニーをしたイチローさんの言葉ですが
努力が小さな実をつけ始め、
安泰かと思えるような売上の波に乗った矢先に
いたずらのごとく起こった
予期せぬ事態。

経済の不況、
取引先の突然の倒産、
天災、
自身の体調不良、
時間を択ばず突然と居座る。

忘れもしない2011年3月11日。

「予約1件の重み」に重複しますが
だからといって
そんな不安ばかりを抱え
日頃から不安にさいなまれ
動けなくなるのも
これまた本末転倒だけれど、
突然の不測が起こることもある、
予期せぬ不可抗力が働くこともある、
と自分の頭の中身を切り替えられた時から
物事への視点は
’カチッ’と切り替わりました。

見えてくるものが変っていく。

※思考が変わっただけで
霊的ではなく
霊感類は私の分野ではありません。


画像は、ビゼン南青山店での店内。





自分の限界を受け入れる。

沖縄那覇サロン_サロン内.jpg
4.jpg

自分の限界を冷静に見極めて
受け入れている方って
心から魅力を感じてしまう。

私は自分の限界と向き合えるようになった頃から
自分の弱さと直視すると
痛みを感じるられうようになりました。

弱さ?
器の小ささ?
自信のなさ?

「自分の限界を知る」

仕事を超えて
’生きるスキル’
なのかもしれませんね。

私事ですが
一昨年の結婚を機に
生活の変化なのか
年齢なのか
明らかに体力、視力、指先の感覚など
技術者としての絶頂期を過ぎたような
鈍っていく
小さな変化に
気づき始めました。

重ねて
ビジネスだと走っていた頃に比べると
時間、お金の
プラスもマイナスも
自分のためだけに使えなくなりました。

もちろん
結婚生活をほどほどにして
仕事を貫く道も
できなくはありません。

一時は
引っ越した今の新居の一室で
プライべートサロンを開こうと
試みた時期もありましたし。

画像や動画の編集、メイキャップや照明を
活かし
全盛期の実績を引っ張ってこれば
華やかなエステティシャンを
それなりに造り上げられる。

そこまでしなくとも
仮に数か月に1名の予約でも
お客様のご要望があれば
自分がおばあちゃんになっても
’私はエステティシャンです’と
言い続けることだってできる。

「継続こそに力なり。細々でも、継続こそに意味がある。」

この風潮も
よく、よく理解しているつもりです。

けれど
エステティシャンは
人の大切な顔や肌に触れるため
熟練の職人にはなれない。

私はそう感じました。

それを無視して貫けば

本当に私が望んでいることなのか?
フェイクな自分ではないだろうか?
続けていることが美しいことよね?

とお金を頂くたびに
自分に嘘をつき続けなければならない。

私はそれを望まないし
今の生活を選んだし
今の年齢を受け入れました。

こうして
私のエステティシャン人生はここまでだと
エステティシャンを退く決意を致しました。

画像は、去年、結婚してから始めた新生活を送り、幼馴染とランチに行った時です。



元エステティシャンとしての今後。

5.jpg

私は、エステティシャンの仕事が
今も好きです。

元エステティシャンになりますが
「美」とは
何かしらの形で関われたらと素敵な人生だなあと
思います。

当店ビゼンが取り扱うスキンケア化粧品通信(フェースメンバーズクラブ)は
継続的に販売し
小売店として
ビゼンの営業は続きます。

これまで通り公式HPのURLや
メールアドレスは変わりませんが
エステの提供をしなくなりますので
公式HPがリニューアル致します。

ご質問、お問合せ等ございましたら
これまでと同様のメールアドレスから承ります。

公式HPリニューアル 2019年10月31日

ご質問・お問い合わせ先
専用フォーム、又は、mail☆bizenjapan.com
☆=@に修正して下さい。


「私にとっての居心地のよさ」をテーマに
不定期でブログを更新しておりますが
こちらも、
元エステティシャンとして
引き続き
毎日の暮らしで感じた
心の整理や備忘録として
楽しみながら更新したいと思っています。

引き続き、当ブログも
チェックして下さると嬉しいです。

リフトアップ小顔・ブライダルエステビゼン公式Facebookと
スキンケアセミナー公式Facebookは、11月中に告知なくクローズする予定です。

これまで、チェックして下さった皆様へ
誠にありがとうございました。

画像は、偶然にも今、主人の出張同行に
東京都内へ来ておりますが
移動中の車内から撮影した富士山です。



さいごに。

私がもし
エステティシャンを選ばなかったら・・・

大切なお客様や
お仕事やプライベートを通じて出逢えた方々、
素敵な場所、
思い出すだけでもワクワクしてくるあれこれ、
そして自分の弱さと向き合ったこと、
これらすべての経験は
エステティシャンに就かなかったら
得られなかった。

自分が選び歩んだ一歩は
たとえその時無駄だと思える経験も
必ず足跡として残る。

経験だけは
誰にも与えられないし
お金で買えない。

経験は私の宝になった。

宝は私の中だけの引き出しへそっとしまいますが
時々、開けたり閉めたりしながら
これからの新しい人生を
豊かに送りたいと思います。

「ちょっと頑張れそうだわ。」
くらいの立ち位置を維持するのが
私は苦手なので
このくらいでいこう。

こんな自分を養ってくれたのも
エステティシャンの仕事そのもの。

感謝してもしきれません。

長くなりましたが
私エステティシャン美知をこれまでご愛顧下さり、
心より、心よりお礼を申し上げます。

これから私がプロのエステティシャンとして
料金を頂戴してトリートメントを担当することはございませんが
元エステティシャンとして
改めまして今後とも宜しくお願い申し上げます。

2019年10月31日

ビゼン 元エステティシャン  美知



加筆修正;2021年3月3日








次項有ビゼン公式HP bizenjapan.com
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posted by Michi at 07:00| Comment(0) | 告知・自己紹介
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