2019年10月31日

エステティシャンとしての大切なご報告。






当店ビゼンを応援して下さっている皆様へ、
そして、初めて当ブログをご一読下さる方へ。

今回のブログは、考えて考え抜いて辿り着いた答えを
エステティシャンというお仕事に就いてから今日までの
印象深かった点をブラシュアップしながら、ご報告させて頂きます。

長い文章にはなりますが
気持ちを込めて更新しましたので
ご一読頂けたらとても嬉しいです。

(この記事は10分くらいでご一読頂けます。)




エステティシャンを目指したきっかけ。

今から19年前、私は未経験者として
名古屋市今池にあった某エステサロンに就職をしました。

そこで担当した業務は、技術者ではなく営業職。

隣部署で活躍するエステティシャンの職種に興味を持ち、
その後、転職した大手エステサロン社からエステティシャンを目指しました。

エステテクニックの理論を頭に叩き込み
マニュアル通りに手先指先を動かしながら
リラクゼーションを保ちながら会話を展開していくなんて、
難しいにも程がある!と感じていた仕事も
慣れていけば楽しさすら見出すようになり、
エステティシャンのスキルをもっと高めたい深めたい、とその後、職種は変えず勤務先を変えて、働き続けました。

ところが、どこのエステサロンに勤めても、
目の前の課題だけでも必死なのに技術以上に求められたのは
営業ノルマでした。

殺伐とした現場も、無我夢中で乗り切り、数字さえ達成してしまえば、
面白さと共に、自信や責任感すら芽生えたものです。




一歩踏み出し、見えたこと。

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いつの間にか芽生えた技術者としての意識が、
独立の一歩となり、
出身地の愛知県西尾市で出張エステとして起業をしてから、
半年後東京へ向かいました。

背中を押して下さったある社長さんたちのおかげで、
出張エステの非店舗型から初の店舗(建築会社内のシェア)の営業が叶い、
上段画像はそのテナントの正面玄関。

半年お世話になったそこの立地は、
山手線目黒駅からさらにバスに乗り継いだ先の
目黒区碑文谷の閑静な一等地にありましたが、
大都会でのアクセスの不便は
営業の最大リスクだと思っていました。

そんな私に、言い訳ばかりを並べ結果を出せないまま諦めるのか、
それとも、発想の転換に変え実を結ぶまであきらめず続けるのか、
お借りしていた建築会社社長の問いかけは
商売のいろはを教えようとしていました。

本当に感謝しています。

下の画像は、エステティシャン6年目の私。
上京した翌年、麻布で営業中に撮ってもらいました。




数値化できないサービス。

「これだけ洗練されたハードが整う大都会だからこそ、お客様の心に残るソフト面を大切にぜひ成功して下さい。」

確かこんなニュワンスだったかと記憶していますが
岡崎市出身者で、究極のリゾートと賞賛されるアマンリゾーツに感銘を受けた
カシータレストラン経営で成功されている高橋滋さんを上京間もない頃、訪ねました。

頭のてっぺんから足の先まで、何もかも完璧な風貌。

面と向かってお話しているだけで
私はガチガチになり、聞きたいことも聞けない中、
緊張をほぐすかのように一言一言
丁寧に言葉を紡いで下さる人としての温かさを感じる紳士な姿勢に
成功者のオーラを見ているような気がして、
感動で心が震えたのを今でも覚えています。

高橋さんが私に伝えたようとしたのは
マニュアルを超えた、ホスピタリティやおもてなしの
人の心が温かくなるようなサービスの本質でした。

自分にとって真のサービスとは、何なのか。
どんな目配り、気配り、心配りをしたいのか。

提供側自身が、配慮とは何か、心地よさとは何なのか、
自分の足で確かめに行って、
自分の肌で、五感で感じ取る。

そして確かめたことを、自分の仕事に活かしていく。

指示されて動くのではなく、
自らで気づき、どう動けるのか?

だからと言って、私はプロフェッショナルよ!
と胸を張れば張るほど、温かさから遠のき、
近寄りがたいギスギスとした雰囲気になってしまうし、
カジュアルさと、品位あるちょうどよいバランスが一番難しいと思ったものです。

その感覚は自分自身でしか磨く方法はないからこそ。

同じ人間なはずなのに、
私とのすべての違いに、自分がちっぽけに思えてしまい、
その域に飛び込むには勇気がいることでした。

しかし、エステティシャンはお客様に直接触れるので
技術者自身が放つ空気感そのものも、
サービスの質を確実に左右してしまう。

ここがお客様を惹きつけるサービスの本質だと
高橋さんの一言一言が、キャリアを積むたびに
深みを増していくのでした。




予約一件の重み。

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会社にとって、採算が取れなければ存続できないように
技術者にとって、予約は何よりの生命線。

ではあるけれど、予約ばかりに気を取られてしまうと
値下げをしてみたり、
どこへ行っても、誰といても、人との出会いや時間のすべてが予約に繋がるのだと錯覚してしまう。

約束のないオフな日は、手の平からチャンスをこぼれ落としているような感覚すらなり
仕事思考から自分を切り離せない。

思いつく、ありとあらゆる対策をし尽した自分の中で辿り着いた結論は、
意外なところにありました。

おのずと結果がついてくることもあれば、
ついてこないこともある。

私は、努力は報われると本当に信じていたし、
イメージし続ければ、お店は繁栄し続けるものだと
自分に呪文のように言い聞かせ走りました。

しかし、シナリオ通りにいかないこともあるのです。

その現実を受け入れられるようになったとき、肩の力が抜けたと同時に、
予約1件の重みや難しさと直面したものです。

画像は、京橋でスキンケア講師をさせてもらったセミナー中です。




不安を味方につけられたら。

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「自分が全く予測しない球が来た時にどう対応するか。それが大事です。
試合では打ちたい球は来ない。好きな球を待っていたのでは終わってしまいます。」

今月、引退セレモニーをしたイチローさんの言葉ですが
努力が小さな実をつけ始め、
安泰かと思えるような売上の波に乗った矢先に
いたずらのごとく起こる、突然の予期せぬ事態。

それらは、経済の不況、取引先の突然の倒産、天災、自身の体調不良、
いろんな形で時間を択ばず、訪れます。

本当に、何の前触れもなく突然やってくるんだなあと
今でも忘れもしない2011年3月11日。

「予約1件の重み」に重複しますが
だからといって、常日頃から不安にさいなまれ、動けなくなるようでは本末転倒だけれど、
突然の不測が起こることもある、
予期せぬ不可抗力が働くこともある、
と自分の頭の中身を切り替えられた時から
物事への視点が’カチッ’と切り替わった音を聞いたような気がしました。

画像は、ビゼン南青山店での店内。





自分の限界を受け入れる。

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自分の限界を冷静に見極めて、受け入れている方って
心から魅力を感じます。

なぜなら、自分の限界と向き合うということは、
自分の至らない弱さや不甲斐なさを直視するので
どうしても痛みを伴うからです。

だからこそ、弱さを認めたくなくて、
見て見ぬふりをしてしまうのでしょうか。

「自分の限界を知る」ことは一筋縄でいかないからこそ、
それができるのは、仕事人として’一つのスキル’なのかもしれません。

私事ですが一昨年の結婚を機に、
生活の変化なのか、年齢なのか、今だ分かりませんが
明らかに体力、視力、指先の感覚など、
技術者としての絶頂期を過ぎたような
鈍っていく小さな変化に気づき始めました。

重ねて、ビジネス第一線で貫いていた頃に比べますと
時間、予算を存分に全うするにも
現実的な厳しさがあります。

改善できることはとことん尽くして
結婚生活より、すべての最優先順位を仕事に貫く道も
正直できなくはありません。

一時は、引っ越した今の新居の一室で
プライべートサロンを開こうと試みた時期もありましたし。

それに、画像や動画の編集、メイキャップや照明を活かせば
どれだけでも美しく魅せられますし、
全盛期の実績を引っ張ってきて
活き活きとした成功者を演じることもできます。

また、実年齢とか、予約の件数とか、
私さえ拘らなければ、たとえ60歳を過ぎようと
お客様のご要望を頂ける限り、
技術者を続けることも可能です。

「継続こそに力なり。細々でも、継続こそに意味がある。」

この風潮も、私なりにはよく、よく理解しているつもりです。

もちろん、これらは私の課題に過ぎません。
考えすぎているのかもしれません。

しかし、受け入れざるを得ない状況は
着実に自分の目の前で起こっているのに
そこを敢えて伏せて貫こうとするのは
本当に私が望んでいることなのか?
フェイクな自分ではないだろうか?
受け入れられない在り方から逃げようとしていないだろうか?

そんな疑問を抱くようになりました。

目の前にある時間、技量、体力、環境の中で、
無理なく、偽りなく、続けられる許容範囲は一体どこなのか。

お客様の素肌に直に触れるデリケートな職種だからこそ、
自らの冷静な判断がとても重要になります。

今の生活を選んだ以上、
私のエステティシャン人生はここまでなのかもしれない
と自分の限界と向き合えたと同時に、
エステティシャンを退く決意を致しました。

画像は、去年、結婚してから始めた新生活を送り、幼馴染とランチに行った時です。



元エステティシャンとしての今後。

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私は、エステティシャンのお仕事が好きです。
元エステティシャンになっても、「美」とは、何かしらの形で関われたらと思っています。

そこで、これまで培ってきたノウハウや知識を何かの形で活かせれたらと、
今後は、元エステティシャンとして
当店ビゼンが取り扱うスキンケア化粧品通信(フェースメンバーズクラブ)は
継続的に販売させて頂きます。

ですので、小売店ビゼンは営業は続きます。

カウンセリングのみの対応になりますが
お肌のお悩みは、これまで培ってきたノウハウを活かしながら
遠方や海外のお客様にもフォローアップさせて頂きますので
引き続き、お気軽にご利用下さいませ。

これまで通り公式HPのURLや、メールアドレスは変わりませんが
エステの提供をしなくなりますので公式HPがリニューアル致します。
尚、これまで当店ビゼンのエステテクニックをご利用下さった際の
ご質問、お問合せ等ございましたら、これまでと同様のメールアドレスから承ります。

公式HPリニューアル 2019年10月31日

ご質問・お問い合わせ先
専用フォーム、又は、mail☆bizenjapan.com
☆=@に修正して下さい。

そして、「私にとっての居心地のよさ」をテーマに
不定期でブログを更新しておりますがこちらも、
元エステティシャンの立場に変わりますが
引き続き日々の暮らしの中で感じた心の整理や備忘録として
楽しみながら更新したいと思っています。

引き続き、当ブログもぜひチェックして下さるととても嬉しいです。

リフトアップ小顔・ブライダルエステビゼン公式Facebookと
スキンケアセミナー公式Facebookは、11月中に告知なくクローズする予定です。

これまで、チェックして下さった皆様へ
本当にありがとうございました。

あとは私事になりますが、
今まで通り主人の会社の経理事務と、週数回の経理事務のパートのお仕事も続けつつ、
元エステティシャンという立場から
新たなことに挑戦しようと準備をしています。

世界中と繋がる分野に飛び込もうとしているので
正直不安ばかりですが
この分野なら、もしお仕事として成り立っても
プライベートとの両立も可能であるし
元エステティシャンのノウハウもしっかり活かせそうなので
怖がらずアクティブにトライする気持ちを
これからも大切に維持したいです。

詳細を公開できるタイミングがきましたら
このブログからお知らせする予定ですので
そちらもぜひチェックして下さると嬉しいです。

画像は、偶然にも今、主人の出張同行に
東京都内へ来ておりますが
移動中の車内から撮影した富士山です。



さいごに。

私がもし、エステティシャンの職種を選ばなかったら・・・

大切なお客様や、お仕事やプライベートを通じて出逢えた方々、
素敵な場所、
思い出すだけでもワクワクしてくるあれこれ、
そして自分の弱さと向き合ったこと、
これらすべての経験は
技術者のお仕事を選ばなければ、できなかったでしょう。

そんな最高の経験たちは私の中の引き出しへそっとしまい、
必要なタイミングで、開けたり閉めたりしながら、
新しい変化や挑戦から自分を遠ざけるのではなく、
アクティブな人生を送りたいものです。

豊さや、やりがい、楽しさは、
自分で選べるはずなので。

やはり、基盤には健康と家庭ですので
お仕事もプライベートも、とにかく無理しすぎずバランスを保ちながら
現役だろうとなかろうと、
等身大の自分の中に、最高の経験を強いパートナーにして
「ちょっと頑張れそうだわ。」くらいの在り方でいられるのなら
最低限世間様に迷惑をかけない範囲で
大抵の困難は乗り越えられる、そんな気がしております。

何を目指しても不安になるものだし、
未知な分野に挑戦するのは怖さも、セットのようなもの。

何事も、行き過ぎてしまうと
どこかに不具合が起きてしまうもので
気合いや熱意だけでは貫けない、それが現実なのかもしれません。

そこに気づかせ、体当たりで教え、
忍耐力を養ってくれたエステティシャンのお仕事には
感謝してもしきれません。

長くなりましたが
私エステティシャン美知をこれまでご愛顧下さり、
心より、心よりお礼を申し上げます。

これから私がプロのエステティシャンとして
料金を頂戴してトリートメントを担当することはございませんが
元エステティシャンとして
改めまして今後とも宜しくお願い申し上げます。

2019年10月31日

ビゼン 元エステティシャン  加藤美知












次項有ビゼン公式HP bizenjapan.com
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posted by 美知 at 07:00| Comment(0) | 告知
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